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デビューラン2025(新歓合宿)

  • 執筆者の写真: 拓斗 大和田
    拓斗 大和田
  • 6月12日
  • 読了時間: 6分

こんにちは!ツーリング班51期の大和田拓斗です。今年度のデビューランを担当させていただきました。


今年のデビューランは、5月10日(土)と11日(日)の二日間で、福島県いわき市へ向かいました。

デビューランとは、新入生が部員となって初めて参加する泊まりのライドであり、サイクリング部にとって大切な恒例行事の一つです。


いわき市は、美しい海岸線や爽快な山道、そして新鮮な海の幸が楽しめる土地です。新入生にとっても印象深い旅になるよう、行き先に選びました。



【参加者】


50期: 竹田、野澤、諸角、赤木、光永


51期:

大和田、田畑、三浦、高橋(大)、松井、中村、高橋(駿)、橋田、平原、大関、依田


52期:

柳澤、古國、野口、吉岡、黒川、河本、丸田、岡田、山口、冨永、入江、梶川、吉田、坂部、亀崎、関口、林、桑原 (計34人)



【実施までの準備と苦悩】


今年のデビューランは、準備自体は順調に進んでいました。

1月から計画を始め、同じくデビューラン担当の三浦と一緒に、行き先や宿泊先、行程などを何度も話し合いながら、一つひとつ丁寧に決めていきました。

春休みには、51期のメンバー数名と試走に行き、宿やルートの確認も行うなど、しっかりと準備を重ねてきました。


ところが、出発が近づくにつれて天気が怪しくなり、予報では1日目(土)が雨、2日目(日)は暴風。

このまま実施できるのか、不安が大きくなっていきました。


私自身、昨年のデビューランでとても楽しい経験をさせてもらい、その感動を今年の52期にも味わってほしいという思いがありました。

だからこそ、少しでも可能性があるなら実施したいと考え、ギリギリまで調整を重ねました。


雨の中でのライドはリスクも多く、自転車の運搬や人の移動、車の経路、積載台数など、すべての動きを見直す必要が出てきました。

少しでも計画が破綻すると確実に失敗してしまうため、細かなことまで考え直し、何度もプランを練り直しました。正直、頭がいっぱいになりそうなほど大変でした。


本来であれば、計画者の苦労を前面に出すべきではないかもしれませんが、この経験が今後の参考になればと思い、あえてここに書かせていただきます。


さまざまな困難はありましたが、「やれることはすべてやった」と思える準備を経て、いよいよ当日、デビューラン1日目を迎えることとなりました。



【1日目】


1日目は、先発組は7:30、後発組は9:40につくばセンターに集合し、それぞれバスで土浦駅へ向かいました。土浦では、自転車を積んだ車と合流し、上級生と一部の新入生の自転車を輪行して、電車で四倉駅を目指しました。


約3時間の移動のあいだ、新入生たちはトランプや会話を楽しみ、長い道のりも和やかに過ごしていました。四ツ倉駅に到着後は、輪行を解除し、小雨の中を徒歩で道の駅よつくら港まで向かいました。




先発組は昼食をとり、海岸で遊びながら後発組の到着を待っていました。全員が揃った時点で雨は止んでいましたが、濃霧により視界が悪く、安全を考慮して、新入生には一部車で宿まで移動してもらいました。残るメンバーは上級生と1対1のペアを組み、約3kmの坂道をゆっくりと自転車で進みました。


宿に到着後はオリエンテーションを行い、17:30から夕食をいただきました。どこか懐かしさを感じるような献立で、ご飯やおかずの種類も多く、おかわりをする人も多く見られました。



18:30からは体育館でのレクリエーションが始まりました。この日は移動が中心だったため、体を動かす時間がとても貴重でした。新入生たちはチームに分かれてバレーボールに熱中し、見事なラリーが続いていました。一方、上級生10人ほどは大縄8の字に挑戦し、人数が少なかったので疲れましたが、120回以上の記録を出してひと盛り上がりしていました。



19:30からは、お菓子パーティーを開催しました。2日目の班に分かれて行き先やルートの相談をしながら、お菓子を囲んで楽しいひとときを過ごしました。


その後は自由時間となり、各自でお風呂に入ったり、おしゃべりやカードゲームを楽しんだりと、思い思いに過ごしました。夜更かしする人も少なく、皆翌日の活動に期待を込めて眠りにつきました。



【2日目】


朝目覚めると、予報どおり風が強く吹いており、不安を抱えながらのスタートとなりました。それでも準備を整え、7時30分から朝食をとってエネルギー満タンにし、8時30分以降、各班が順次宿を出発しました。


まずは全班で、宿から約5kmの場所にある「弁天島」へ向かいました。岩場を進み、海に立つ鳥居の近くまで歩いていくと、目の前には雄大な海の景色が広がっていました。各々で写真を撮ったり、班ごとに記念撮影をしたりしながら、しばしの時間を楽しみました。



その後、各班に分かれて出発し、いよいよのデビューランが始まりました。ここからは、各班のルートごとに旅の様子をご紹介します。


◆ 海沿い班


私たちの班は、七浜街道という海沿いのサイクリングロードを南下し、勿来駅を目指す約50kmのルートで行きました。海沿いは風が非常に強く進みにくい場面もありましたが、少し内陸の道へ入ると木々が風を遮ってくれ、快適に走ることができました。


途中、堤防や浜辺で休憩をとりながら景色を楽しみ、お昼ご飯は、いわき・ら・ら・ミュウに立ち寄って、新鮮な海鮮を堪能しました。午後には近くの公園で海に入り、水遊びを楽しむ場面もありました。びしょ濡れのズボンのまま電車の時間が迫る中、新入生たちも一緒にペースを上げて無事に駅へとたどり着きました。




◆ ヒルクライム班


競技経験のある新入生を含む体力自慢の班は、いわき湯本にある「湯ノ岳」へと向かいました。ルートは湯ノ岳パノラマラインを通る約70km。約8kmで600mを登る登坂区間ですが、道幅も広く走りやすい道でした。


登っている途中に見えるパノラマの景色が素晴らしく、景色に元気をもらいながら、全員が無事に山頂まで到達しました。頂上の展望台では、達成感にあふれた表情で記念撮影を行いました。




◆ ゆるぽた班


風の影響を考慮し、長距離ライドは避けたいという班は、いわき湯本までの約30kmをゆっくりと進みながら、観光を中心に楽しみました。道中では公園で遊んだり、お土産屋さんを巡ったりと、のんびりした時間を過ごしました。


いわき湯本は温泉地としても有名で、足湯に入ったり、温泉で疲れを癒したりする班もありました。また、昼食には新鮮な地元の海鮮料理を味わい、充実したひとときを過ごしました。



ライドを楽しんだ後、駅を目指し、早い班は15時頃には到着して輪行の準備を開始しました。いくつかの班に分かれて電車に乗り、帰りの車内では疲れから眠ってしまう人も多く見られました。


土浦駅に到着後は、あたりが暗くなる中、おしゃべりを楽しみながら大学までの最後の自走を行いました。遅い班の到着は21時頃になりましたが、全員が無事に帰着し、充実した二日間の活動を締めくくることができました。 【最後に】

今回のデビューランが無事に終えられたのは、参加してくれた皆さん一人ひとりのおかげです。


まず、初めてのサイクリング部の活動に参加してくれた52期。積極的に関わってくれて本当にありがとう。その姿勢が、この2日間を明るく、にぎやかなものにしてくれました。


また、当日のフォローなど、あらゆる場面で力を貸してくれた51期のみんなにも感謝しています。細かな気配りと柔軟な対応が、全体の安心感につながりました。


さらに、準備段階から貴重なアドバイスをくださり、後輩たちを陰ながら支えてくださった49,50期の先輩方にも、深く感謝申し上げます。皆さまのお力添えがあったからこそ、安心してデビューランを実施することができました。

今後もこのつながりを大切にしながら、さらに楽しい活動を重ねていけたらと思います。










 
 
 

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