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  • 執筆者の写真和輝 岸本

しまなみのススメ 後編

本記事は,「サイクリング部春合宿 in しまなみ海道」2日目の紹介記事になります。1日目の記事をご覧になっていない方は,「しまなみのススメ 前編」も併せてご覧ください。


2日目は大三島から今治市本島までの48km と,大久野島周遊11km の合計59km を走りました。これを半日かけて走るので,ゆるポタなのは言うまでもありません。

2日目は,瀬戸内海上に浮かぶ大久野島でウサギと戯れることから始まりました。

大久野島は「ウサギの島」と呼ばれるほどにウサギで埋め尽くされており,自転車で走っているこちらに向かって,餌を求めて近づく個体がいるほどでした!

「ウサギの島」と呼ばれる大久野島ですが,明治期より軍事的な要衝として扱われ,一時期は毒ガス製造のために地図から消されたことのある島でもあるのです。まあ,ウサギには人間の都合など関係ないので,これら軍事施設跡にも平気で住み着いていたりします。

武器庫とウサギと部員の図

大久野島から戻ったら,次は道の駅今治市多々羅しまなみ公園にある,「サイクリストの聖地」碑です。この記念碑はサイクリストの間では非常に有名で,雑誌にも取り上げられることが多いです。この写真に写っている峰山は,本合宿参加前のトラブルにより,市営のレンタサイクルでクロスバイクを借りたそうで,次回こそは愛車と共に訪れたいとのことでした。


大三島の次は伯方島です。

伯方島は,あの「伯方の塩」を生産している島ですが,今回は次の大島に時間をかけるために素通りしました(関係者の皆様,誠に申し訳ありません)。


さて,伯方島を素通りしてまでいきたかった大島のスポットとは,亀老山です。

亀老山は,大島の南部にそびえ立つ山で,2.7km で 232m 登ります(平均勾配は8.5%)。このスペックは筑波大学サイクリング部になじみ深い朝日峠(距離2.9km, 獲得標高227m, 平均勾配7.7%)とほとんど同じスペックを誇ります。頂上からの眺めは最高で,出店で販売されている藻塩アイスと併せて楽しみました!

2日間かけてしまなみ海道を渡る本合宿も,亀老山ダウンヒルで終わりを迎え,愛媛県本島に渡ったところで,九州合宿へと向かう部員と別れを告げました。


本合宿は,通常の所1日で巡ることの出来るしまなみ海道を2日間かけて走ることによって,各観光地での体験に重点を置いたライドでした。それでも巡りきらなかった名所もまだまだ残されており,もう一度訪れたいと思いました(まあ,筆者は2度目の来訪かつ1回目とは逆方向から巡っており,十分楽しんだろと言われればそうですが)。


前後編に分けて紹介したように,しまなみ街道沿いには魅力的なスポットが多くあり,なおかつ施設・設備(自動車道と切り離された自転車道,スタンドのない自転車を置くことに特化したスタンドを設置した店・宿)への投資が十分になされていることから,しまなみ海道はサイクリングに適した土地です。加えて,距離が短く,起伏も激しくないことから初心者でも走りやすくなっており,自分のスポーツバイクを持ったら是非とも訪れて欲しいです!


ちなみに,瀬戸内海にはしまなみ海道の他に,ゆめしま海道やとびしま海道など,島々を結ぶサイクリングルートが多く整備されており,(山を登らない)サイクリストにとって最高の土地となっています。しまなみ海道に訪れた際には,これらの海道にも訪問することをおすすめします!

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