こんにちは、2024年広報担当の佐藤萌佳です。
2024年のサイクルブログ最終フェーズとして、部長・主務・会計・競技主将の4名で一年間を振り返る「リーダーズ対談」をお送りしています。このブログでは第二段として、「2024年成功したこと」について話してもらったことをまとめました。
出演者は、政久陽紀(主将)・古橋俊輝(主務)・森木稜太(会計)・細野悠貴(競技班主将)です。
――― 2024年これは大成功したって自分の中で思うことはなんですか?
政久)今年、僕が成功したなって思うのは、やっぱり「マニュアルの整備」ですね。これは今年の3月頃、新入生が入ってくる前にやったことです。これまでの部活では、「まずは走って覚えよう」っていうスタイルが基本で、先輩たちも新入生にそう言ってたし、新入生も体で覚えるって感じが普通でした。でも、最近は部員の人数が増えたり、ロードバイクが簡単に買えない状況もあったりして、このやり方が厳しくなってきてるなって感じていました。
そこで、まずは文字にまとめた形で、初心者向けの知識やライド中の注意点、万が一の事故対応とか、きちんと整理された情報をみんなで共有できるようにしようと。3月には初心者向け、走行マニュアル、事故対応マニュアルの3種類を作りました。その後も行事ごとのマニュアルを作り足していきました。例えば、バイクロアのときの注意点や、キャンプのときに気をつけることをまとめたりですね。
嬉しかったのは、僕だけじゃなくて、先輩や同期も「後輩に知識を残そう」っていう思いを持って、一緒にマニュアルを作ってくれたことです。みんなが協力してくれて、部の基盤をしっかり整える取り組みになったのがすごく良かったなって思います。という感じで今年やってよかったことは、このマニュアル整備ですね。
――― 最初からやろうと思ってたわけではないよね?
政久)そうそう。これね、一番最初から「今年はマニュアル作るぞ!」って決めてたわけじゃないんだよね。振り返ると、2024年の1月の初め、最初のライドで部員が事故に遭ってしまって。それで意識不明の状態になってしまって、数日間意識が戻らないっていう状況でした。その時、主将としての最初の仕事がその事故対応だったんですね。
「これ絶対に何とかしないとやばいな」って、めちゃくちゃ痛感した。正直、このまま新入生を迎え入れるのは無理だなって思ったし、なんかこう、部全体が一回ガクッと落ちた感じだった。だけど、そういう時こそ踏ん張らないといけないなって。グラフで言うと一回下がったところから、もう一回上に上がるためには仕組みづくりをしっかりしないと部は立ち直れないなって思いましたね。
――― そのときの政久の一連の対応が、やっぱすごかったなって。
政久)そうだね、あのときは大げさな言い方をすると、俺も瀬戸際だなって思ってた。部が消えるか消えないかまで個人的にはそこまで責任を感じてやってました。こういうことがあると、当然大学からも保護者の方からも、「今後部は何をするんだい?」というところを求められると思ったから、外部に「今後はこういう風な対策をしていくので大丈夫ですよ」っていう風にアピールするためにも、ここは責任感持ってしっかりやりましたね。
――― ありがとうございます。次は森木、お願いします。
森木)僕が今年うまく行ったことは「ツキイチライド」ですね。政久みたいにたくさんやった中でこれというものはなく、僕としてはこれくらいしかやったことないなっていう感じなんですけど。「今年度4月から部のライドとは別に、月に一回くらい個人的なライドを計画しよう」って目標として思ってやりました。みんながもっと部活に参加するように、俺にできることをやるしかないってことで、「月に1回くらいはライドを計画して、もっと自転車に乗る機会を増やそう」って思って計画してました。
政久)そうなのね
――― 「僕が部に対して、できることをやろう」と思ったきっかけはありますか?
森木)もちろん他の期もそうなんですが、49期はライドを計画して活発に活動してると思っていて。なんでかな?って考えると、一年生のときに5月の餃子ライドとかで先輩に連れて行ってもらった記憶があるから。そのときに「自転車に乗るの楽しい」って思ったのがあるからこそだなって思って。だから、今度は自分たちがその楽しさを提供する側かなって思って、やってました。
佐藤)餃子ライド、いい思い出だったよね
森木)そうだね
――― ツキイチライドを継続するにあたって大変だったことはありますか?
森木)そうね、目的地設定はどうしようかなっていうのがあった。最初本当に見切り発車で「とりあえずライドを計画します」とか言って。一番最初は5月の最初ぐらいに初っ端くらいに1年生2人くらい連れて不動峠に行ってしまった。
政久)行ってしまった?
森木)もっと乗りやすい場所でも良かったかなと思いながらも、結局6月は100キロライドを企画したんですが、「行けなくはない距離だろう」という感じで計画しました。7月の夏前は遠出が面倒で、筑波山のあちこちを走り、毎週朝活を実施しましたが、8月と9月は夏休みで朝活は休止。一応、自分はひとりで走りに行ってました(笑)。10月は、合宿でみんな体力がついていると考え、遠出に挑戦しようと日光を選んだんですが、振り返ると微妙だったかなと反省してる。行き先にはかなり迷った。🥲
――― 後輩と話す機会が増えてどうだった?
森木)いやー、後輩っていいよマジで。
一同)爆笑
政久)お父さん?「こどもっていいよねー」みたいな(笑)
森木)あのね、7月のツキイチライドで書いたんだけども、自分がライドを計画して後輩が来てくれて一緒に山登って帰ってくるのがめちゃめちゃ楽しい。みんなもやったほうがいいよ、まじ。
――― (笑)ありがとうございます。では、細野、お願いします。
細野)今年一年で成功したと思うことは、「競技班の広報活動スタート」ですね。
競技班の人数も増えたっていう背景があったのでインスタグラムを始めさせていただきました。具体的にはインスタで練習の様子だったり、レースの結果だったりを報告する形で進めました。これによってやっぱり他の大学の人とのつながりとか、「筑波大サイクリング部には競技班もあるんだぜ」っていうのも、もっといろんな人に知ってもらうきっかけになるんじゃないかなって思って。そういう期待も込めて、これを選ばせていただきました。
――― 競技班の投稿はかっこいいと部内で話題ですが、、
政久)うまいよね
古橋)競技インスタいいよね
――― かっこいい写真や映像の発信は、競技にしかできないなって思います。
政久)春休みくらいだっけ、3月?
細野)そうですね、3月から。最近は頻度が減っちゃってるけど、レースの時とかは投稿するようにしてます。
――― やろうと思ったきっかけはなんですか?
細野)そうですね、最初、思い立ったのが3月くらいのトラックレースのときで、かっこいい写真いっぱい撮れたから、どっかに上げたいよねっていう話がきっかけでした。他の大学の競技部とかはインスタをやってたんですけど、筑波大は無かったんであげてみようということで、そこが始まりだったと思います。
――― いいねなどのリアクションが返ってきた時は、どういう気持ちだった?
細野)やっぱり、有名人になった気分ですね。
一同)爆笑
細野)普段インスタでバズるってあんまりないので、ちょっと楽しかった。編集とかいろいろやったんですけど。みんなの反応をみるのが面白かったです。
――― 編集で意識したことはありますか?
細野)トレンドの曲を入れるっていうこと
一同)あーー納得
細野)今流行ってる曲とかすぐ選択できるので、それを参考にしたりとかはしてますね
――― 2025年、部の全体の広報活動も細野に引き継がれると思いますが…
細野)はい、引き継がせていただきますけど、正直これだけの人数がいる部活ってなかなかないと思うんです。だから、もっとアピールしていきたいなって思って。今、ツーリング班と競技班って大きく2つに分かれて活動してるけど、もっとそれを全面的に打ち出していきたいなと。それで、さらに部員を増やしたいっていうのもあるし、来年だけじゃなくて、その先の代、もっと下の代の人たちが入ってきてくれるようなきっかけを作っていきたいなって思ってます。そんな感じですかね!
政久)すばらしいね、一学年違うからね、2年生でこんなことやってるなんて偉すぎるよ、刺激をうけることも多いですよ、さすがです。
――― そうですね。ありがとうございます。次は古橋、お願いします。
古橋)はい、僕が今年成功したなって思うのは、「主務としての仕事」です。あんまり派手なことではないんですけど、主務の仕事って、体育会とサイクリング部をつなぐ橋渡しみたいな役割で、部を継続させるための書類を提出するのがメインなんですよね。で、これを怠るとサイクリング部の評判が悪くなって、最悪の場合は部が潰れちゃうかもしれない。だから、表には出ない影の存在ではあるけど、めちゃくちゃ重要な役割。それをしっかりこなせたっていうのが、自分の中では成功かなと思ってます。
それと、細かい話になるんですけど、更新届のフォーマットがすごく見づらくて編集もしにくいって、みんな感じてたと思うんですよ。それを今年ちょっと手直しして、見やすく使いやすいものに変えました。それから、部員の構成員名簿も新しく作ってみました。これ、いろんな執行代だったら分かると思うんですけど、保険の手続きとか、サイジャ担当になったときに「部員の名簿が必要!」ってなるんですよね。でも、それをいちいち僕に許可を取ってもらうのは手間だし時間もかかる。だから、個人情報を侵害しない範囲で、必要な人がすぐ見られるように、部員向けの名簿を作って、それをTeamsで公開しました。
――― 部員の入部・退部の管理とかをやっていて、縁の下の力持ちだと思います。
古橋)そうねそうそう。
――― 役職を決めるときに主務を選んだのは、なぜですか?
古橋)そうね、主務は自分に向いてるかなって思った。 自分が声をあげてリーダーシップ取るより、作業的なところを得意だなって感じるとこがあるので。自分が向いてるんじゃないかなって思って、手を挙げたって感じですかね。
――― 適任だったと思います。
古橋)どうも
一同)(笑)(笑)
いかがだったでしょうか??役職の仕事を通して、サイクリング部に貢献したいと気持ちを感じました。それぞれが必要だと思ったことを実行しながら部活動を運営する、その姿勢から、部員一人ひとりが部活動に対して真剣に向き合っている様子が伝わってきました。
さて、リーダーズ対談の第三段は「2024年で苦労したこと」をお伝えします。一年間、順調なように見えたその裏側では、どんな苦労があったのでしょうか?乞うご期待です。
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